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ブックマーク / www.mii.kurume-u.ac.jp/~abe (1)

  • ウクライナ人捕虜から見た日本人捕虜

    1. はじめに 終戦の年から50年以上の歳月を経た今、このようなテーマを取り上げる必要があるのかという考えを持つ人の数は少なくないだろう。日でしばしば耳にする言葉通り、「済んだことは水に流そう」式に従うなら、今回の発表は余り意味がない亊である。また、日の国際化を必死に推し進めようという人から見れば、そのような過去の出来事に目を向ける必要はもはやないだろう。更に、もうすでにシベリア抑留の体験記は百冊以上存在するのに、今さらこのテーマを扱う必要がどこにあるのかと言う人もいるだろう。 しかし当にそうであろうか。また、それをよしとすべきであろうか。自分の身内(父、夫、、息子、兄弟、姉妹など)の中で抑留された人、あるいは二度と帰らぬ人となり、未だに消息不明の多くの人々のことを考えると、「もう過去の出来事だ」と言って済ますことができるだろうか。 この50年以上の間に日政府はこの実態

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