知り合いと話をしていて、何がきっかけだったか「孤独死って言葉、死んだ人をバカにしているよね」と言われた。 「孤独が好きで、死ぬ間際まで「一人で幸せだった」と思ったかもしれないのに」と、たいそうお怒りだった。 彼女は私と同じく元転勤族の子持ち主婦、今は親戚郎党がご近所に全員住む実家近くに家を建てている上に、2人の子どもは息子たち、 とても「孤独死」に反応するタイプには見えなかったので、驚かされた。 私の場合、係累はさほど多くもなく、兄弟は都会暮らし、娘2人がどこででもそれぞれ結婚して子どもを産んでくれれば、それでもう十分、 と考えているので、「孤独死」もないわけではないだろうから、自然、自分の老後、死に方を考えずにはいられないのだけれど、 知り合い曰く、「それは誰でも同じ、いまどき、息子でも、結婚して子供でも作ってくれたら上出来、親の世話まで手が回らないのは目に見えてる」 「どこであれ、人が