近畿有数の進学校、西大和学園中学校・高校(奈良県河合町)を運営する学校法人「西大和学園」が、大阪府島本町に中高一貫校の新設を検討していることが18日、分かった。名称などは未定とされるが、京都大学などの難関大を想定した進学校を目指す構想で、平成27年4月の開学を目指して準備を進めている。 島本町関係者によると、建設が検討されているのは、同町桜井のJR島本駅西側にある約1・8ヘクタールの農地。新設計画のきっかけになったのは、平成20年にJR島本駅が新たに設置されたこと。駅周辺の地権者約60人が、地区のあり方や農地の有効活用などについて検討する「まちづくり協議会」(事務局・島本町)を発足し、検討を続けているなかで、学園側から町に「建設候補地にしている」と打診があったという。 関係者によると、学園側は当初、看護学部と教育学部の4年制大学の開校を目指していたが、大学建設に十分な用地確保のめどが立