「認めます」。20日に初公判が行われた千葉大病院研修医の藤坂悠司被告(30)=千葉市中央区=は、はっきりした口調で起訴内容を認めた。きれいにセットされた黒の短髪に上下黒スーツ、青のストライプのネクタイ姿で入廷した藤坂被告。しかし、目の下には黒いくまが浮かび、憔悴(しょうすい)した様子だった。 冒頭陳述で検察側は、千葉大医学部5年の吉元将也(23)、山田兼輔(23)両被告=ともに千葉市中央区、集団強姦罪で公判中=から女性にわいせつ行為を行うよう勧められ、体をさわるなどし、女性の衣類がはだけた画像データ3点を山田被告からもらったとしている。 藤坂被告は吉元、山田両被告と、準強姦罪に問われて公判中の増田峰登被告(23)=同区=らを研修医として指導する立場で、犯行の場となった飲み会も藤坂被告が企画したものだった。