子宮頸がんの予防薬、そして治療薬ができるかもしれません。 京都大学は、子宮頸がんの原因となるウイルスの増殖を抑える薬剤の開発に成功したと発表しました。 年度内に治験を始める方針です。 【京都大学大学院医学研究科・萩原正敏教授】 「我々の薬を投与すれば、基本的には前がん状態で止めることができて、子宮頸がんはなくなると我々は信じています」 京都大学の萩原正敏教授たちの研究グループは、子宮頸がんの予防につながる薬剤を開発したと発表しました。 ヒトパピローマウイルスに感染することで発症する子宮頸がん。 このウイルスの増殖を抑えられるかが予防の大きなカギでした。 萩原教授らの研究グループは、子宮頸がんの原因となるウイルスを感染させたヒトの細胞に開発した薬剤を投与しました。 そして、2週間後に観察したところ、増殖が抑えられていることを突き止めたのです。 さらに、ウイルスが増殖し、子宮頸がんへと進行して