東京オリンピック・パラリンピックの会場となる国立競技場について、萩生田文部科学大臣は、6日の会見で、観客を入れたとしても感染リスクはかなり低いとする試算を発表しました。 萩生田文科相 「国立競技場の客席スタンドで、全員がマスクをした状態、さらに観客の間に空席を設けることで、感染リスクが下げられることなどがわかりました」 萩生田大臣は、スーパーコンピューター「富岳」で、観客1万人の中に10人の感染者がいる前提で、国立競技場の感染リスクを試算した結果を発表しました。その結果、全員がマスクをして、観客の間に空席を設け、競技場の設計通りに、後ろから前に風が吹いた場合、感染リスクは限りなくゼロに近いことがわかりました。 また、前から風が吹いた場合でも、感染リスクは少し上がりますが、競技場内にいる1万人あたりの新規感染者数の試算は、1人に満たない程度だということです。
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