菅総理大臣は、9都道府県の緊急事態宣言を延長すると決めたことを受けて、28日夜、記者会見し、来月中には、高齢者への接種の見通しがついた市町村から、基礎疾患がある人を含め、広く一般の人への接種を始める考えを強調しました。 また、東京オリンピック・パラリンピックについて、安全・安心な大会の実現に改めて意欲を示しました。 冒頭、菅総理大臣は、東京や大阪など9都道府県の緊急事態宣言の期限を来月20日まで延長することについて「関西では、感染者数の減少が続いているが大阪と兵庫を中心に病床はひっ迫し、非常に厳しい状況にある。首都圏では、感染者数は横ばいから減少傾向にあるが、東京では依然として『ステージ4』の水準にとどまっている。その他の宣言地域でも高い水準にある。また、全国の重症者数や死亡者数は、高止まりの状況が続いている」と理由を説明しました。 そのうえで「たび重なる延長は、大変心苦しいかぎりだが、こ