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noteに関するLettusonlyのブックマーク (9)

  • マトリョーシカ|hika

    回避も軽減もできない絶望にあって、ああもうダメだ、と思って目が覚めた。 とたんに夢の内容を忘れた。 絶望だけがまだはっきりと残り、なんとかできないものか?でも何を?という思考にしばらく捕まっており、思わず 「一誠は?」と、息子の名前を呼ぶ。傍らのが反応に困っている。 そうか夢をみていたんだ、と気付き、そして一誠が既に亡いことに思い至る。 ………と、いう夢をみた。 (つまりこれも夢だ。わたしは夢から覚める夢を見ている。) 一誠、がどういう読みをするのかわからない。 夢の中で、漢字のイメージだけで息子を呼んだ。わたしは父だ。 は一誠を産んでまもなく亡くなり、男でひとつで育てた一誠も元服を迎えず亡くなった。 のちに後を迎え、また息子が生まれている。 心許なげにしている(後)に、「わるい。夢をみていた。心誠は?」と、言い直す。 現在の、息子の名前は「心誠」という。やはり読みはわからない。

    マトリョーシカ|hika
  • 風邪ひいてるときの夢|hika

    体調の悪いときには悪夢を見やすい。 朝の空は暗く、大国の戦闘機が隊列をなし吐く黒煙で、見る間に満たされていった。 今日は戦争の夢を見た。 むかし真剣な話をしている場で、ただ勝ち負けだけのための口論に持ち込まれ 煙に巻かれたことがあるのだと、その人は言った。 だから摑みどころのない言葉を並べられると不安になる、 だから自分は詩人が嫌いなのだと。 そのときわたしは詩人でそのひとは大切なひとだったのでとても悲しい気持ちになった。 そんなわたしを見てさらに困った顔をして頭を撫でてきたので、そのひとも悪意はないのだよなということが感じられた。 勝ち負けなどにしたくないのだ。 わたしはなるだけ心を正確に伝えたくて、だから言葉の曖昧さを利用してむしろあなたに一歩でも近寄ろうとしているのだ、と説明したけれどどうだろう。 詩は、はたしてそういうものなのか わたシは、はたしてそういうものなのか さっぱり自信が

    風邪ひいてるときの夢|hika
    Lettusonly
    Lettusonly 2016/10/06
    二宮さんのnote更新されてた
  • ひとり芝居「カスタネット」の感想落書き|hika

    毎日チェックはしていません(非まじめ)ROM率高し。創作憤(何ぞ?)が溜まると何か投下する感じ。シェアやコメントなどのリアクションは大歓迎です。

    ひとり芝居「カスタネット」の感想落書き|hika
    Lettusonly
    Lettusonly 2016/02/09
    noteの方も更新されてました
  • 球技に勝って首を差し出す|hika

    自己評価のはなし。 自己評価を冷静に出来ている自信はないです。 おそらく、それに自信のある人のほうが少ないと思います。 文章を書いて公開したり、ましてや漫画書いてお金もらってるんだから そのへんはどう言いつくろっても「おまえ、それなりに自分の価値を認めてるだろ?ん?ん?」ってなもんです。 でも、それでも、わからんです。 自分では、自己評価を低くせねばせねば、という思いが常にあります。 これは、わたしの個性というよりは世代的なものだと思います。 謙遜は美徳であり、能力は秘めてこそナンボ、才能は見出されるべきものであって自ずから売り込むなんて恥ずべき行為だ。…という親世代は、そんなに古いものではないと思います。 ヘタしたら今の若い親世代にだっている。 うちの親なんか戦中生まれなもんだから、それこそ 「自分を褒めるな自惚れるな。まず自分が間違っているという前提で生きろ」 という躾をされたもんです

    球技に勝って首を差し出す|hika
    Lettusonly
    Lettusonly 2016/01/11
    何が何でも、と、そんな一辺倒な生き方していると、わりととんでもない目にあったりもします。心無い誰かに当たってしまったときにまで、せんでもいい反省をしたりしてさらに付け込まれたりあるいは病んだりします。
  • 許した形跡|hika

    しごと再開してから、すっかり臆病になってた。 人目に触れることってこわい。 だってどんなに気をつけたつもりでも、やっぱりわたしはやらかすから。 ありきたりな言葉はトゲのない言葉なんだろうとか。なぜカンチガイしたか。 王様の耳はロバの耳。 心の赴くままにことばを吐き出すなら、あなたそれは井戸に向かって吐きなさいよと。ええ。自分に言いたい。 いや、言い続けてるんだけど。明日にはもう忘れてるんだよきっと。 王様の耳じゃなく、わたしの頭がロバだと。 ロバはかわいい。ロバに失礼だろとか。 あーほらまた。臆病になる。 わりと能天気な、ハッピーなことばかりを言ってるつもりで 苦しいという感想を聞いてやっと、ああまた間違えたんだなと気付く。 自分では、どこがどう苦しめたのかがわからないから病は深い。 ずっと、 曖昧でふんわりした、とらえどころのない話ばかりしてきたつもりでいた。 いる。 こんな、「つもり」

    許した形跡|hika
    Lettusonly
    Lettusonly 2015/11/25
    公言する事の難しさなんだろうなと推察。自分が発信者兼編集者であるネットならではの話
  • 焦り吐き出し|hika

    すごいショックを受けた時とか、悲しみにくれている時とか。心身が思うように動かない時ほど、必死で何かをしようとしていた。 最悪の状態のとき、こんな時くらい静かに休んでればいいのに、と思いつつ毎日ただひたすら歩いていた。 歩く以上の建設的な何をもできなかった。 からだがわたしを治そうとあれこれしてくれていた期間だった。 仕事を失ってる間、いろんなことを書いた。 毎日アナログの日記を書きあるいは雑記を書き、もう使うこともないかもしれないプロットを書いた。 何かに役立てるためではなく、ただ単純に、治ろうとしていた。 治るって、なんだろ。わたしは病んでいた? そんで、治りたかった? 病んでいた、かもしれん。 でももっと単純なことで、毎日1度は笑って、ご飯をおいしくべて、 そしてちゃんと眠りたかった。 べつに、素敵な人になりたいとか(言ってて気恥ずかしい)真っ当な人になりたいとか、創作をする人でいた

    焦り吐き出し|hika
    Lettusonly
    Lettusonly 2015/10/09
    大変だったのね
  • 欠けた茶碗と悪い癖|hika

    握力が弱いためか、(わたしのいちばん可愛いところは握力です) 器洗い中に取り落としてよく器を欠けさせる。 みなさん、欠けた器ってどのくらいで処分しますか? 母の実家では(つまり、わたしの祖父母宅では)、ちょっとでも欠けると 「胸糞わるい」って言って取り替えるそうです。 胸糞わるいってのは方言?「気分よくない」の、強い言い方です。 わたしだって、飲み口のとこが欠けたマグとかはそりゃ使わないけど。 あるでしょ。ものっすごいお気に入りの(けど普段使いの)カップとか 絶妙な深さと容量で使い勝手のいい小鉢とか 長年使ってきたために、それに合わせた盛り付け習慣ができてる平皿とか。 わたしはなっかなか、器を処分できない人間です。 「いや、欠けたって言ってもちょこっと、此処のほんのちょこっとだし」とか 「他にお気に入りになりそうなものが見つかるまでは、ね…」とか言いつつ ズルズルと使い続けてしまう

    欠けた茶碗と悪い癖|hika
  • 手を繋いで眠ること|hika

    夏向け?のおはなし、たぶんこれで最後です。 これは、学生時代の友人の話です。 彼が3年生のとき、ひとつ年上の先輩と付き合い始めました。 彼女のほうの卒論が終わってからはほとんど同棲状態となり、 彼女が学生でいられる残り少ない時間を、存分にくっついて楽しんでいるようでした。 しかし、彼女が地元に帰って就職したのちは、遠距離恋愛はそう長く続かず ふたりは自然消滅のようになって別れたそうです。 その後、半年ほどして。 ちょうど今くらい、夏休み終盤のころです。 そのころは卒論のための分析・集計をしていて、帰省しない同級生も多かった。 仮眠室兼たまり場となっていた部屋で、数人で集まり軽く飲みつつ、写りの悪いちいさなテレビ画面を見るとはなしに眺めつつ。 ぽつり、ぽつりと、その彼が話し始めました。 「実はさ…あの、彼女のことなんだけどさ…」 「ちょっと、妙なことがあったんだ。」 それは彼女の卒業間近、半

    手を繋いで眠ること|hika
    Lettusonly
    Lettusonly 2015/08/22
    夏向け?のおはなしと言うから何かと思ったら、プチ不思議話(怪談風味)だった
  • 同人誌をやってみて思ったこと|hika

    自分が何をやりたかったのか?ということを ことばにしてみようと思う。 商業誌でやる「仕事」と同人とは、どう違ったか。 漫画を描くなら仕事だろうが同人だろうがネームは切ると思うけど、 (ネームってのは、漫画の下書きのさらに下書き、設計書みたいなものです) この、ネームができた時点で 「あれ?いつもの自分とたいして変わらないな」って思った。 これってつまり、仕事でもわたしは ほぼ自分の好きなように描かせてもらってるってことだ。 すごいな。 稀有なことだと思う。すごくありがたいことだ。 では、 なぜ同人誌をやりたいと思ったのか。 たとえば、 「これを描くと、解釈によっては傷つく人もいるかもしれない」とか 「これを描くと、意地悪に解釈した人から責められるかもしれない」とか 「わたしの描きたいことと、皆の正しいと思うことが違うかもしれない」とか 「ここまで手を入れてしまったら、わたしはむしろウルサイ

    同人誌をやってみて思ったこと|hika
    Lettusonly
    Lettusonly 2015/08/12
    今回のコミケ参加について言及あり。創作者の気持ちって端から見て分からないですもんねぇ #二宮ひかる
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