丸善と京セラ丸善システムインテグレーション(KMSI)は9月、人文社会系出版社6社と協力し、学術・研究機関を対象に学術書の紙版と電子版をセットにして提供を開始する。参加する出版社は、慶應義塾大学出版会、勁草書房、東京大学出版会、みすず書房、有斐閣、吉川弘文館。 同サービスでは、丸善の電子書籍閲覧サービス「Maruzen eBook Library」と、KMSIの電子図書館プラットフォーム「BookLooper」を活用。BookLooperは、慶應義塾大学を幹事校に、計8校の大学図書館が参加した「大学図書館電子学術書共同利用実験」を通して作り上げていったサービス。電子書籍の貸し出し・返却といったサービスのほか、メモ・マーカー・しおりなどの学習をサポートする機能も備えている。Maruzen eBook Libraryは、貸し出しという形ではなく、Webサイトにアクセスしての利用となる。