「誕」という字を使った表現を思い出してみてください。「誕生」「生誕」「降誕」「聖誕」「爆誕」など、「生まれる」という意味で使う熟語が頭に浮かぶはずです。 「誕」というと、こういうイメージですよね では、「誕る」はどうでしょうか? 意外なことに、読みは「誕(いつわ)る」で、「うそをつく」という意味になってしまいます。 「誕る」って何と読む? 「誕」を漢和辞典を引いてみましょう。すると、大きく分けて3つの意味があることが分かります。 いつわる、あざむく でたらめ、ほしいまま うまれる 最後の「うまれる」という意味でよく使われており、残りの2つは、なじみがありませんよね。しかし、実はもともとの意味は1.や2.で、3.は後から生まれたものなのです。 「誕」という字を分解すると、「言」と「延」。「言葉」を事実よりも「のばす」、つまり大げさに言う、うそをつくという意味を表す漢字でした。 「誕生」の誕生
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