667 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/11/29(火) 02:22:08.06 ID:b/P4ZjNFo 数刻すると、勇者の部屋に誰かが尋ねてきた。 規則正しいノックとともに、幼く、それでいてよく通る声が聞こえる。 隣女王「……陛下、入ってもよろしいでしょうか……?」 勇者「んぁ……?寝てた、のか。……どうぞ」 口の端から一筋の唾液を垂らしながら、入室を促す。 恭しくゆっくりとドアを軋ませながら入ってきたのは、やはり女王だった。 勇者「……何だい、一体」 隣女王「…あ、あの……」 勇者「?」 隣女王「心ばかりのおもてなし……と申したのを、お覚えですか?」 勇者「それが?」 隣女王え、ええと……つまり……」 勇者「つまり?」 669 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/11/29(火) 02:33:41.66 ID:b/P4ZjNFo 隣女王「