環境省は26日、北海道稚内市の大沼で採取された野生のカモのふんから強毒性のH5N1型鳥インフルエンザのウイルスが検出されたことを明らかにした。大量死した野鳥などは大沼周辺では見つかっていないという。 環境省によると、国内で野鳥から強毒性のウイルスが見つかったのは、2008年に秋田県の十和田湖畔などでハクチョウの死骸から検出されて以来となる。 環境省は大沼周辺で野鳥の大量死がないか監視を強化、稚内市は現場周辺の立ち入りを制限した。北海道大学が今月14日に採取したカモのふんを鑑定した結果、ウイルスの陽性反応があり環境省に伝えたという。