イマドキの漫画ならいざ知らず上村一夫の漫画が配信という形で浸透するのはいつの日か、と暗澹たる思いでいたところ、ひょんなことから電脳MAVOに出会いました。新旧の作品の絶妙な彩り、魅惑のバナーと読みやすさ。ここで上村一夫の漫画を読んでほしい!と思ったのがつい一ヶ月前のこと。竹熊さんのリクエストは上村一夫初期作品である「完全なる答案用紙」でした。この漫画は1970年に少年マガジンに掲載されたものですが、当時小学生だった竹熊さんにとってはよく理解できぬまま、その異様なムードとラストシーンがトラウマになった漫画だそうです。この上村漫画がどんな風に受け止められるのか、そしてMAVOはこれからどんな変貌を遂げるのか、参加できたことでますます目が離せなくなりそうです。今回、MAVOと繋げてくださった上に、原稿のデータ化にもご協力いただいたA師匠に心から感謝いたします。[上村一夫 娘・汀] 上村一夫:19