どういう話かというと。 なんだか悪の組織のボスは、失敗した部下が「も、もう一度チャンスを…」とか言っても「無能者が!死ね!」とか言って粛清しちゃったりすることが割とあるけれど、勿論これは人材マネジメント上の重大な錯誤である。 人材は成功体験ではなく失敗体験からこそ育つものだ。人は必ず失敗をする。そして、失敗から人は様々なことを学ぶことが出来る。 ・「何故失敗したか」ということによって、今後そのリスクをどう避けるかを学ぶことが出来る。 ・失敗を最小限にとどめる方法を考えることによって、リスク管理の能力を高めることが出来る。 ・失敗から状態を立て直すことによって精神的タフネスが向上する。 ・失敗後、撤退戦を指揮することによって「状況の収束のさせ方」を学ぶことが出来る。 その他諸々、盛りだくさん。成功体験から学べることなんて、せいぜい「そういうやり方で上手くいくこともあった」くらいのものだ。失敗