保護者会での油井理事長(左)は、保護者の意見に「あっそう」と答えるなど、横柄な態度を取った。無責任さを追及された渡辺校長(右)は新学期以降、心労を理由に入学式まで学校に姿を見せていなかった 東京都世田谷区の「成城学園」は、幼稚園から大学までの一貫教育をおこなう、1917年創立の名門私立校だ。 【画像あり】任期の最終日である3月31日、理事長を直撃 3月22日、学園内の講堂では、小学校にあたる初等学校の3年X組の臨時緊急保護者会がおこなわれていた。 「偉そうな態度はやめてください」とたしなめる保護者を無視し、腕を組んでふんぞり返るのは、3月31日まで学園全体のトップである理事長職にあった、油井(ゆい)雄二氏だ。 保護者会の議題は、X組担任の中堅教員・A教諭(男性)の交代について。初等学校では、3年から6年まで同じ教諭が担任をするため、突然の発表に保護者らは驚愕した。学園関係者が経緯を語る。