『それからの武蔵』は巌流島後、晩年までの剣豪を描いた名著である。他方、今から30年前に吉本興業をクビになった横山やすしは亡くなるまでの7年弱、金策に奔走し、当時の山口組幹部と兄弟の盃まで交わしていた。その兄貴分が明かす「それからの『やすし』」。 *** 「何とはなしにやっさんの顔見たら、歯茎から血が滲んで歯がところどころ染まっていましてね。“師匠、口から血ぃ出よん、おしぼりでふかなあかん”と言うたんです。本人? 全然それに気づいてへんかった。後で聞いたら、肝臓が悪ぅなると、そういう症状が出ることがあるらしいんですわ」 と、“その日”を振り返るのは、“師匠”あるいは“やっさん”こと横山やすし(享年51)の最後のスポンサーであり、晩年に盃を交わした元山口組中野会若頭補佐の竹垣悟(68)である。 “その日”とは、1995年12月25日のことであり、写真のように、竹垣がマイクを握っている。やすしは
バンボロ先生がテコの原理を使って若者たちを殺していくぞ! 1981年。トニー・メイラム監督。ブライアン・バッカー、ブライアン・マシューズ、リア・エアーズ。 全身火傷を負った男が殺人鬼と化し、キャンプ場にやってきたガキどもを植木バサミで血祭りにあげる。 おはようございます。 最近、マンションの右隣りと真上の住人が夜中に騒音を立てるので苦情の手紙をポストに入れる作業に忙殺されています。おそらくどちらも大学生。最近の子ってインターホンを鳴らしても出てくれないのよねぇ。 マンションの騒音トラブルって、相手が良識なき大学生の場合だと管理会社に電話して注意を促してもらってもほとんど効果がないと思うんです。 まぁ、管理会社に相談するのが手続きとしては賢明なのだけど、実際的には直接交渉した方が話が早い。それが功を奏して、右隣りの住人は静かになってくれたけど、最近になって真上の住人が夜中に物音をドンドン立て
旅行が好きだし、旅行ガイドが好きだ。なんなら旅行しなくてもガイドさえ読んでいればいい。見知らぬ土地のガイドを読みあさり、空想にふけるのは楽しい。 旅行ガイドの目的はあくまでも現地の情報を正確に伝えることだけれど、僕が好きなのはガイドの中でもこういう表現だ。 密林の中に忽然と姿を表すアンコール・ワット。独自の世界観を持つ小宇宙がここにある。 『地球の歩き方 アンコール・ワットとカンボジア 2019~2020』より 小宇宙。詩的だ。アンコール・ワットがどこにあるかはGoogleMapを見ればわかるが、アンコール・ワットが小宇宙だという情報は載っていない。それも旅行記や小説ではない、ガイドブックにそう言う表現が載っていることが大事なのだ。 あくまでも客観性が重視される「ガイド」という制約の中で、思わずにじみ出てしまった筆者の主観的な旅の記憶。そういうものに旅情がかき立てられるのである。 特に『地
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く