以前の記事で図書館のことを書いたことがあるので、私のことを、よく図書館に通う真面目な人間だと思う人がいるかも知れないが、実はそれほど図書館を利用している訳ではないし、真面目な人間という訳でもない。 若い頃は、例えば紀伊国屋に行って立ち読みをして、買うかどうか迷ったら、その本を買うようにしていた。 その時の自分にその本が有益かどうかは分からないが、買わなければ下手をすると一生読まないかもしれないし、買えば、かなりの確率でその日の晩から読むことになり、その方が良いと思ったからだ。 『福翁自伝』などもこのような経緯で購入しており、結果的に良かったと思っている。 しかし、問題点もあった。 購入のための費用が嵩むのと、社会人になって当時流行のスライド式の本棚を購入したが、すぐに一杯になり、その後に購入した本は整理されずに積み重ねられている状態になってしまったことだ。 これでは、後から本を探すのが難し