母のトイレが、一人では難しくなってきた。 トイレ、風呂、食事の介助が必要になると、自宅での介護も大変になってくる。 トイレのスイッチがわからない、ドアが開けられないから始まって、場所がわからない、他の所でしてしまう。 そして、トイレを怖がるように。 足腰が弱くなって、トイレまでの移動も不安がある。 なるべく本人の能力を維持するために、介助しすぎないように手をかすのも難しい。 今日も買い物から帰ってきたら、臭う。 どこだろう?しばらくトイレ洗面所の付近を探る。 風呂場のドアが開いてる! 風呂場だった。 「転ばないで良かった」、水を流して掃除する。 夕方トイレに行くときも、気になり、トイレの便座に座るまで見届けた。 しばらくして、ガタゴト、中から「すみませーん」 ドアを開けた母は、裸だった。 「どんなマジックだよ!」心の中でつっこんだ。 脱いだ服をキチンとたたんで持っていたのが、母らしい。 ズ