森博嗣『勉強の価値』(幻冬舎新書)を読みました。 (入試問題の題材となった本を読んだり、出題されそうな本を探したり、読書は仕事のひとつです。。。森博嗣の著作は『読書の価値』『孤独の価値』『自分探しと楽しさについて』などが入試問題になっていて、頻出著者のひとりです) その中で、自分が薄っすらと考えていたことが見事に言語化されていたので、紹介します。 学校の先生は、その分野で一流なのではない。むしろ二流か三流の能力しかない。一流の才能の持ち主は、小学校や中学校の先生にはならない。もっと適した職業に就いた方が、経済的に得だし、時間的にも有利だからだ。不謹慎な話になるかもしれないが、学校の先生の給料を十倍にすれば、もっと才能が集まるだろう。 ときどき、「一流の選手はコーチには向かない。天才的な人には、ノウハウがない、初心者の状況が理解できない、才能のない者の気持ちがわからないからだ」といったもの言