長男は、日曜日に剣道の大会に出てきた。 前日まで雪が少なかったのに、大会会場の北上市に着くなり、降るわ降るわ、あれよあれよと暗い銀世界。 そんな中でも600人以上のちびっこ剣士たちがが集まって、試合をした。 息子は結果として格上の上級生に負けてしまったが、大いに勉強になったらしい。 負けたあとで、席に戻ると、息子を見に駆けつけた担任の先生が走り寄ってきた。 「かっこよかった!」「勇気ある!本当に来てよかった!」と言われた途端、息子はそれまで淡々としていたのに、ニコッとしてすぐ目がみるみる潤んで、「ちょっとトイレ」と走り去っていった。 それを見て私も一緒にウルウルしそうになったし、担任の先生も何か感極まっていた。 担任の先生のこと、心から信頼しているんだな。 そういう先生に出会えて良かったね、と、そういう意味でも私は心がジーンとなり嬉しかった。 私より一回り年齢が下の先生だが、誠実で一生懸命
