子を車に放置 パチンコ依存症の親たち・前パチンコに興じる親に炎天下の自家用車内に放置され、熱中症・脱水症で命を落とした子供たちのニュースが後を絶たない。哀しい事件の背景には、推定100万人と言われるパチンコ依存症の問題が潜んでいる。 児童虐待防止法が施行された2000年以降、新聞の社会面に小さく、しかし何度も載る記事が、子育てをする親たちの胸を痛めている。真夏の自家用車内に残され、熱中症・脱水症で命を落とした子供たちの記事である。 乳児から幼児、中には小学校低学年の児童もいた。「暑くないように」と窓を半開にしたり、お腹が空いたら食べるようにとお菓子やおにぎりを与えられたり、ジュースの入った哺乳瓶を枕元に置かれたり。しかしそのような親の気遣いは、真夏の摂氏60~70度にも上がる車内の温度の前では、すべて無になる。 子供たちが車内で弱々しく息耐えていく間、大人たちが興じていたことは判を押したよ