別記事「パリオリンピックで阿部詩選手の号泣を見てふと思った、柔道と剣道の人口が減る理由」でも少し触れたが、パリオリンピックの柔道競技に関して、SNSでは「こんなものは柔道ではない」「JUDOではなく日本の柔道が見たい」「日本は国際柔道連盟を脱退して日本の柔道を広める団体を立ち上げるべき」といった意見が多く見られた。柔道がオリンピック種目になって半世紀を過ぎてもそんな意見が多いこと、そして(おそらく)武道をしていない人の間でも、日本の伝統的な武道の姿を変えてほしくないという意見が根強いことに私は少し驚いた。 それに対し、剣道がオリンピック種目化を目指してこなかったことが慧眼だったと指摘するネット上の記事があった。 実は剣道も決して最初からオリンピックを目指していなかったわけではない。剣道とオリンピックについて、私個人の考え方の変化も交えながら振り返ってみる。 1964年にはオリンピック種目化

