2回目の今回は、新自由主義です。 「新自由主義が日本経済を破壊した」と主張する人がいまだに後を絶ちません。 ところが、「新自由主義が日本経済を破壊した」という人は、新自由主義とは何かを定義せずに、反新自由主義を唱えています。 新自由主義を明確に定義したのはミルトン・フリードマンです。フリードマンが定義した新自由主義は、19世紀の自由主義と区別する必要性を感じていたからです。例えば、企業活動の自由は重要ですが、その自由は競争の果てに、寡占や独占をもたらしてしまいました。寡占や独占は自由競争を阻害し、供給を制限し、価格を釣り上げる事によって、消費者から搾取します。それは、消費者が消費から得られる効用を低下させる事を意味しています。 同様な事は、貧困についてもいえます。自由な競争は、たまたま「人生の宝くじに外れを引いた」人達を貧困にし、そこから脱出する事を困難にします。したがって、貧しい人にはそ

