日本のマンガは世界で評価されているが、果たして今後もマンガ大国であり続けられるのか。出版ジャーナリストの飯田一史さんは「『子ども・若者のマンガ離れ』が静かに進行している。『マンガ大国』はその足元から瓦解が始まっているのではないか」という――。 「子ども・若者のマンガ離れ」は静かに進行 マンガの市場規模は2020年代にはコミックスとマンガ雑誌、電子コミックの合計が約7000億円前後と過去最高レベルに達しているから、マンガ読書が低調になっていると思っていないひとも多いかもしれない。しかし「子ども・若者のマンガ離れ」は静かに進行していると思われる。 出版業界人以外はすでに忘れているが、マンガ市場は2004年まではコミックス単行本よりもマンガ雑誌のほうが大きかった。つまり、かつてのマンガはコミックスより雑誌を中心に読まれていたわけだ。

