Spotify〈RADAR: Early Noise 2022〉やタワーレコードの独自企画〈未来ノ和モノ -JAPANESE FUTURE GROOVE-〉に選出されるなど、いまネクストブレイクが期待されるアーティストとして注目を集めるBialystocks。彼らの新曲“差し色”が、向井理と北村有起哉が主演するテレビ東京ドラマ25「先生のおとりよせ」のエンディングテーマソングとして話題だ。今回はその“差し色”について、Bialystocksの甫木元空によるセルフライナーノーツをお届けする。彼が綴った文章と撮影した写真から、楽曲の背景やミュージックビデオの撮影秘話が明かされる。 *Mikiki編集部 差し色、覚書 甫木元空 弟の奥歯が真横に生えているレントゲン写真を朝から見せられ鬱々とした1日を迎えた。 新曲のデモはいまだ固まらず、Bialystocksのもう一人のメンバー菊池から「クソみた
NEZUMI 1 中平の軌跡は以下のように要約される。「ブレボケ」写真によって衝撃を与えた写真家は73年「なぜ、植物図鑑か」というテクストで「ブレボケ」を自己批判して、「植物図鑑」の視線で写真をとることを宣言、その数年後に記憶喪失にたおれたが、復活して「伝説」と化した、と。江澤は『中平卓馬論 来るべき写真の極限を求めて』(水声社)においてこの中平を論じながら、「来るべき民衆」、すなわちコミュニズムを探求した。本稿はこの書に潜在するコミュニズムをつかみだし現在のためにそれを拡張する試みである。 2 中平の軌跡は1968年の蜂起が発した問いに同期して、これを誰よりも苛烈に引きうけた者のそれであり、それゆえそこには1968の極限が賭けられている。では68の問いとは何か。「1968年は起こらなかった」でドゥルーズはこう書いた。「重要なことは、六八年五月に、ある透視力が出現したこと、この現象である。
「現代思想は、秩序を強化する動きへの警戒心を持ち、秩序からズレるもの、すなわち『差異』に注目する。それが今、人生の多様性を守るために必要だと思うのです。」 現代思想の旗手・千葉雅也氏が満を持して放つ「入門書」の決定版、ついに刊行! 本日はその『現代思想入門』のなかから「はじめに 今なぜ現代思想を学ぶのか」の前半部を特別に公開します!(後半部はこちら) 今なぜ現代思想を学ぶのか この本は現代思想に入門する本です。 ここで言う「現代思想」とは、1960年代から90年代を中心に、主にフランスで展開された「ポスト構造主義」の哲学を指しています。フランスを中心としたものなのですが、日本ではしばしば、それが「現代思想」と呼ばれてきました。 本書では、その代表者として3人を挙げたいと思います。 ジャック・デリダ、ジル・ドゥルーズ、ミシェル・フーコーです。 他にジャック・ラカンやカンタン・メイヤスーなどに
映画監督でもあるヴォーカル・甫木元空が自身の作品の生演奏上映をきっかけに結成した2人組バンド、Bialystocksが、1月26日にリリースされた1st EP『Tide Pool』の発売を記念し、2月25日に〈『Tide Pool』Release Live〉を東京・新代田FEVERで開催。 同公演のライヴ・レポートが到着しました。 [ライヴ・レポート] Bialystocksが1stEP『Tide Pool』のリリース・ライヴを2月25日(金)に東京・新代田FEVERで開催した。共演予定だったRyu Matsuyamaは残念ながら新型コロナウィルス感染を受け、出演辞退となったが、Bialystocksに対する期待値の高さを証明するように当日完売という盛況ぶりだ。 映像作家でもある甫木元空(vo)と、他のアーティストのサポートやジャズのライヴで活躍する菊池剛(key)からなるBialysto
無料ダイジェスト動画はこちら! https://youtu.be/fzeqJPdQ9EQ ■ 【イベント概要】 アーティストの田中功起さん、批評家・作家の東浩紀によるトークイベントを開催します。 映像やインスタレーション、執筆など、人と人との協働に焦点を当てた作品を制作することで知られる田中さん。昨年刊行された近著『リフレクティヴ・ノート(選集)』(美術出版社)では、コロナ禍でのインタビューや書き下ろしを中心に、社会への真摯なまなざしやアーティストとしての思考と実践の過程を描きました。 田中さんは現在、ゲンロンβで「日付のあるノート、もしくは日記のようなもの」を連載中。同連載では、日々の育児やプライベートな出来事を重ね合わせながら、美術と社会の関係をあらためて問い直していきます。また今年2月からは、シラスで自身のチャンネル「田中功起の社会と抽象しらす」をスタートさせました。 社会がおおきく
ネムツォフ元第1副首相の暗殺現場にウクライナ国旗と同じ水色と黄色の花を供える女性=モスクワで2022年2月27日、前谷宏撮影 ロシア各地で、プーチン政権によるウクライナ侵攻に抗議して「戦争反対」を訴える活動が続いている。当局による強硬な取り締まりによりデモは大規模化していないが、インターネット上で反戦を求める呼びかけには約100万人が賛同している。米欧などによる経済制裁の動きは市民生活にも影響を及ぼしており、戦争が長期化すれば、えん戦気分が拡大する可能性がある。 2015年に暗殺されたプーチン大統領の政敵ネムツォフ元第1副首相の命日を迎えた27日、殺害現場となったモスクワ中心部の橋の上は冥福を祈る人々で埋め尽くされた。ウクライナへの連帯を示すため、同国の国旗と同じ水色と黄色の花束やリボンを持った人が目立つ。中には「戦争反対」のプラカードを掲げ、周辺で警戒する警官隊に拘束される参加者もいた。
本来、百年千年続く生命力が宿る種。 しかし流通する野菜のほとんどが 命を繋ぐことなく、一代でその役目を終えます。 同じように日々生み出されるデザインの多くは その場限りで消費され、捨てられていきます。 僕らは次代に、百年後の若者に いったい何を残せるのでしょう。 多様な在来種が根付くここ雲仙を起点に 皆さんと共に、考えていきたいと思います。 CAST岩﨑政利養老孟司内山節東浩紀皆川明山田孝之(原点回帰)中納良恵(EGO-WRAPPIN')柳原照弘原田祐馬田中景子(minä perhonen)森、道、市場青果ミコト屋今井義浩(monk)平田明珠(Villa della Pace)野村友里オカズデザイン冷水希三子船越雅代(Farmoon)中條順子(at the table est 2015)奥津典子田中聖子(ごはん屋ヒバリ)福田春美福田里香うつしき笑達坂口恭平とおの屋 要宗像堂ヴィナイオータ薪
序 章 美大生の社会学に向けて 1.問題の所在――芸術家養成と専門教育 2.先行研究の検討――高等教育と芸術・文化生産の研究を架橋する 3.研究課題の設定――本書の3つの問い 4.分析の視座――ディスポジション/ハビトゥス 5.研究対象と方法 6.本書の構成 第1章 美術系大学の学生の子ども時代 は じ め に 1.出身家庭の文化的・経済的状況 2.美術に親和的なディスポジションの形成背景 お わ り に 第2章 美術系高校・大学への進路選択 は じ め に 1.美術系高校への進路選択 2.非美術系高校から美術系大学への進路選択 お わ り に 第3章 美術系予備校・画塾を通じた文化獲得 は じ め に 1.美術系大学進学者の予備校・画塾経験 2.予備校・画塾の有用性と機能 お わ り に 第4章 美術系予備校・画塾が学生の大学生活に与える影響 は じ め に 1.通学者による予備校・画塾
極端な内容・真偽不明の情報でないかご注意ください。ひとつの情報だけで判断せずに、さまざまな媒体のさまざまな情報とあわせて総合的に判断することをおすすめします。 また、この危機に直面した人々をサポートするために、支援団体へのリンクを以下に設置します。 ※非常時のため、すべての関連記事に注意書きを一時的に表示しています。 ■ 本当に自由な思考、自由な執筆のためには、あらゆる意味での読者は不要であり、むしろ害悪であるとすら言える。私には孤独が必要だった。本当は昔から、私はそのことに気づいていたのだが、私はずっと、そのことに気づかないふりをしていた。誰かに嫌われるのが怖かったからだ。それが誰なのかはわからなかったが。 ■ もちろん、いまの私がそう思い込んでいるだけ、そう思い込み、いまの自分を肯定することで、自分の中の何かを守ろうとしているだけ、ということもありうる。 ■ 一人の人間が、その長く苦し
独自の視点と軽妙な語り口により、ラジオのパーソナリティやコラムニストなどとして、同世代女性に圧倒的支持を得ているジェーン・スーさん。吉田羊主演でエッセイがドラマ化された『生きるとか死ぬとか父親とか』も話題となった、"時の人"でもある。 そんな彼女がコロナ禍で綴ったエッセイ『ひとまず上出来』を上梓。新刊に因んでインタビュー……のつもりが、気づけば「人生相談」が繰り広げられていた。(田幸和歌子) 人に会わないことで、意外に調子が良かった ジェーン・スー『ひとまず上出来』(文藝春秋) ーーご冒頭で悲鳴をあげそうになりました。「40代になると、写真で化粧が消える』問題。まさに最近の悩みの種でした。 ジェーン・スー(以下 スー):びっくりしますよね。10代のときは、アイラインを入れるとキツネ目になっちゃって、親には「そんなの、いらないのよ」と言われていたのに、今ラインを入れないと顔がぽっしゃりしちゃ
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