五輪開幕直前、日本スポーツ界の「キング」と「クイーン」による 対談が、7月19日発売の『Number』808号で初めて実現しました! 日本女子サッカー界の悲願ともいえる金メダルに挑む澤穂希に、 三浦知良はどんな言葉を贈るのか――。 カズ 「めまい症」はもう大丈夫なのかな。 澤 100パーセント大丈夫です。 カズ それを聞いて安心したよ。だけど澤さんにとって、ピッチの外から一度サッカーを見られたことは良かったと思う。 澤 確かにいろいろ感じることがありました。チームの状態を客観的に見ることができましたし、出られなかった日々はすべてがマイナスではなかったですね。 2人の出会いは約20年前に遡る。1991年、中学1年生の時に読売サッカークラブ女子・ベレーザ(現日テレ・ベレーザ)に入団した澤は、すぐ傍で練習する読売サッカークラブ(現東京ヴェルディ)のカズを憧れのまなざしで見つめてい