人間、最後の最後までわからない。 2019年サンパウロ国際映画祭批評家賞 最優秀男優賞 2019年プンタデルエステ国際映画祭観客賞 最優秀男優賞 ユーモアが思いもかけない感動の涙に変わる。 可笑しくて温かくて、ラテンアメリカらしい愛のお話。 ブラジル南部、ポルトアレグレの街。エルネストは78歳の独居老人。隣国ウルグアイからやって来て46年。頑固で融通がきかず、本が好きでうんちく好き。老境を迎え、ほとんど目が見えなくなった。もうこのまま人生は終わるだけ。そう思っていたある日、一通の手紙が届く。差出人はウルグアイ時代の友人の妻。エルネストは、偶然知り合ったブラジル娘のビアに手紙を読んでくれるように頼む。「手紙の読み書き」のため、一人暮らしのエルネストの部屋にビアが出入りするようになるが……それは、エルネストの人生を変える始まりだった。 ワケありのビア、唯一心を許せる隣人ハビエル、昔の友人の妻ル