「手塚治虫エッセイ集成 私的作家考」は、手塚が綴った同時代の作家や作品についてのエッセイを収録した1冊。「ジャングル大帝」「鉄腕アトム」「火の鳥」といった自作をはじめ、SFや西部劇などのジャンル論、日本におけるマンガの状況論と表現論を語っている。また田河水泡、杉浦茂、永島慎二、松本零士、藤子不二雄、大友克洋らについても、ユーモアを交えながら鋭い洞察力と感性で考えを述べている。 また「手塚治虫エッセイ集成 映画・アニメ観てある記」には、年間300本以上の映画を観ていたという手塚の映画およびアニメ評を厳選して収録。ディズニーアニメが取り上げられているほか、手塚が選んだ日本映画ベスト10や外国映画ベスト10も掲載された。
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