ロナルド・スレスキー氏は、サフォーク大学東アジア研究所所長、同大学教授。ハーバード大学中国研究学科副部長や同フェアバンク東アジア研究所副所長などを経て現職。日本、台湾、韓国などに長く滞在し、日本アジア協会(ASJ)会長などを務めた経験がある。 「生活水準はそれなりに高いが、国外の出来事にはほとんど影響力を持てない」。数十年前に話題になった「日本のスイス化」というシナリオが現実味を増しているとサフォーク大学東アジア研究所所長のロナルド・スレスキー教授は指摘する。そして、それは決して悪い選択肢ではないという。