大河ドラマ「義経」、最終回「新しき国へ」。うっわー。待っていたのは予想のはるか斜め下をいく驚きの展開だった。支離滅裂どころじゃない、なんでこんなにショボくてトンデモない終わり方になっちゃったのかね。 駆け足すぎの平泉は藤原三兄弟がいい味出してただけにもったいなかった。清盛の屏風を再三登場させる意図が最早わからない。伏線を回収したつもりなのかもしれないが、持ち主に祟る呪われた屏風というホラー演出のほうがまだ納得。桜に金粉、紅葉に引き続き白菊の花びらを乱舞させるという謎のこだわりも健在だった。だいたい何でお堂が爆発するの? 火薬はまだないだろうからバックドラフト現象か何か? 白馬が飛び出して空を駆け上るとはあんまりだ。一瞬の幻、目の錯覚とかならともかく集団幻視かいな。正統派大河が売り文句だったはずなのにウケ狙いの伝奇もどきにしちゃうなんて、これを変節といわずして何と言う。 涙もろいほうだから文