2010年3月31日のブックマーク (2件)

  • 技術以上に「やさしさ」が必要な理由とは | 部課長の基本

    ベアハグは1997年に創業した整体、フットセラピー、エステ等の店舗を運営する会社だ。東京と名古屋地区を中心に接骨院が4店舗、整体、エステを合わせて30店舗を持っている。従業員は300名で、年間の売り上げは15億円。 同社のようなリラクセーション産業は不況をものともせず伸びているようで、赤坂サカス前にある24時間営業の店舗には、早朝から深夜までビジネスマンがひきも切らずやってくる。 社長の稲川貴久氏によれば、不況と好況では客の訴えが違うらしい。 「景気がいいときのお客さまは、腰が痛い、肩が凝るといったように、具体的に患部の痛みを訴えます。ところが不況のときには、なんとなくつらい、体がつかれた、不安で仕方がないといった漠然とした話をされます」 同社では部、店舗とも毎日朝礼が行われている。どちらの朝礼も、経営方針を伝えたり、整体技術についての情報伝達をするものではない。トップが社員に「人にやさ

  • 『韓非子』徹底して部下を疑えと説いた理由 | 部課長の基本

    中国の春秋戦国時代、多くの思想家たちが、乱れ切った天下を立て直すために頭をひねっていた。 昨今ブームといわれる『論語』の主人公・孔子や、映画『墨攻』で知られる墨子、性善説や性悪説を唱えた孟子や荀子など、みなそういった仲間の一人だった。 では彼らの思想が現実に成果を上げられたのかと言うと、答は否だった。彼らを尻目に、天下の戦乱状態は加速する一方だったのだ。 ところが、ある思想家が彗星のように現れるや、天下は統一に向かい、乱世に終止符が打たれることとなった。 その人こそ、今回から取り上げる『韓非子(かんぴし)』の著者・韓非に他ならない。彼の考え方は、秦王政(後の始皇帝)に取り入れられ、秦の中国統一の大きな力となっていったのだ。 では、なぜ彼の思想は、他の思想家たちと違い、現実に大きな力を発揮し得たのだろう。その謎を解くカギは、『韓非子』独自の状況認識のなかに秘められている。 まず『論語』にある