それは本物の失敗じゃない:プログラマ社長のコラム「エンジニア、起業のススメ」(11)(1/2 ページ) 連載目次 日本のアントレプレナー(起業家)たちにとって長い間、失敗は忌むべきものだった。失敗から起業の仕組みや経済学は学べても、気持ちを立て直すのには長い時間がかかるからだ。 しかし事態は改善されてきた。最近は失敗に対処するためのさまざまな取り組みがなされている。 私の友人でありアントレプレナー仲間でもある平石郁生氏は、自著「挫折のすすめ」で、成功するために失敗がどのくらい重要であったかを解説している。 「FailCon」というイベントのテーマは、「失敗から学ぶ」だ。成功したアントレプレナーたちが失敗談を披露し、「失敗は最終形ではなく、最終的な成功への足掛かりと捉えるべきだ」と示す。 FailConは世界12都市で開催され、報道関係者や一般の人も多く出席する人気のイベントだ。スピーカーた