ニコニコ生放送やYOUTUBE、そしてブログサービスなどにおいて、己の無能っぷりを誇示することにより、似たり寄ったりな無能を引き寄せ、広告収入や投げ銭を集めることで、生計を立てようとする者が次々に登場するようになった。 僕は10年前から、素人の配信活動をチェックするのが趣味なのもあって、大勢の無能が上り詰めていく過程をこの目で見届けてきた。 その昔、無能は金にならなかった、無能は見世物にしかならなかった だが今や、突き詰めた無能は、一つの職業として成立するようになった。 無能界にも序列があり、どこかしらで通用する無能力を持った者は、いくらでも支援され、金と女に困らない強者になることさえありえる世界が完成した。 なぜならば、インターネットの浸透、進化、発展によって、日本中の無能がパソコンやスマホなどといった、バカでも難なく使えるアイテムを手にし、昼夜問わずに利用するようになったからだ。 類は