<インタビュー>米津玄師、朝ドラ主題歌「さよーならまたいつか!」で大事にした“キレ”と“逃げ切り”――女性の物語へ、男性が曲を書くことへの向き合い方 Interview & Text:柴那典 NHK連続テレビ小説『虎に翼』主題歌として新曲「さよーならまたいつか!」を書き下ろした、米津玄師へのインタビューが実現した。 伊藤沙莉が主人公の寅子を演じる『虎に翼』は、日本初の女性弁護士となった三淵嘉子をモデルにしたストーリー。昭和の激動の時代に、法曹の世界で道なき道を切り拓いた女性とその仲間たちの姿を描く。 発表にあたって米津は「寅子の生きざまに思いをはせ、男性である自分がどのようにこのお話に介入すべきか精査しつつ『毎朝聴けるものを』と意気込み作りました」とコメントしている。どんな思いをもとに制作にあたったか、話を訊いた。 新たな試みになった「朝ドラ主題歌」 ――新曲は朝ドラの主題歌です。朝にテレ