スキャンダルは雑誌の華である。特に週刊誌編集長にとって、スキャンダルで権力者の首を取ることは、いつの時代も夢である――。そんなスキャンダリズムを全開に「フライデー」「週刊現代」の黄金期を支えてきた元木昌彦が、09年度上半期のスキャンダル記事ベスト10を選出する。 雑誌不況といわれて久しい。経費や人件費の削減でもしのぎきれず、休刊していく週刊誌もある。強まる言論規制や名誉毀損裁判での賠償額の高額化、さらには「週刊新潮」の大誤報事件などもあって、週刊誌全体にアゲンストの強風が吹いている。だが、これから紹介する珠玉のスクープ10本は、「週刊誌の役割はまだまだ終わっていない!」そう思わせてくれるものばかりである――。 まず10位は『清原和博 自伝に書けない妻子への裏切り』(「週刊現代」6月20日号)。今や「文化人」になった清原と、年上の銀座ママとのモナコ不倫旅行。写真もたっぷりある。読ませどころは
![元祖スキャンダル編集長が選ぶ 上半期・この週刊誌記事がスゴい(前編)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ef7f7086e8be3543037a3aac24d113e124ff002a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.cyzo.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2019%2F06%2Fcyzo_logo.jpg)