ここ数年、社会心理学における複数のスキャンダル(e.g., Stapel scandal, BemやBarghの追試研究を巡る騒動)がきっかけとなり、再現できない結果の蔓延という問題がクローズアップされ、実験社会心理学の妥当性に疑問が投げかけられるようになってきました。一連の流れの中でも、特に注目すべきは、たとえ意図的なデータ捏造が行われないとしても、社会心理学者が当たり前のように用いてきた研究手法が、低い再現性問題の大きな源泉であることが知られるようになって来たことです(e.g., Simmons et al., 2011)。 今回のセミナーでは、再現可能性の問題を巡る一連の経緯を紹介し(竹澤)、続いてこの問題に対する心理学諸領域における最新動向を報告します(大久保)。そして、平均的な社会心理学者が深く疑うことなく用いてきた研究/分析手法から、いかに再現性の低い結果が生み出されるのかを紹
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