ハードワークで低賃金、日々プレッシャーに晒される…など、労働環境が劣悪な「ブラック企業」の中にいる人たちは、なぜそんなひどい環境に身を置きながら辞めないのか? 前回記事では、「世間からはブラックと揶揄されるが、本人にとってはやりがいを感じている」パターンについて、私自身の経験も踏まえながら考察した。しかし、これはまだ恵まれた部類であろう。世の中には、「本人にとっても何らメリットもない、違法状態が温存された劣悪な環境で働いている人たち」は多数存在している。では彼らはなぜ、そんなブラック企業を辞めないのだろうか? 「嫌だと思ったら辞めればいいのでは?辞めるの自由よん」 少し前の話だが、ホリエモン氏もツイッターで同様の疑問に対し「嫌だと思ったら辞めればいいのでは?辞めるの自由よん」と回答した。これには賛否両論あったようだが、私としても氏の意見は至極真っ当だと感じている。 イヤなら辞めればいい。い
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