ワークショップ「日本のサブカルチャーはダイバーシティに耐えるか」 今日の漫画・アニメ等の日本のサブカルチャーにおいては、しばしばクィア的・攪乱的側面を持ったコンテンツが生まれる一方で、政治的正しさに関する危うさ・ナイーブさが指摘され、論争を呼ぶこともある。そのような状況に際して、政治的正しさに対する意識の欠如をごく単純に糾弾することも、逆にその自由さを手放しで讃えることも、あるいは「良い/悪いコンテンツ」を截然と区切ろうとすることも、いずれも困難であろう。また、コンテンツの政治性をめぐる衝突に関しては、今日のインターネット・SNS環境におけるコミュニケーションの複雑さをも考慮に入れる必要がある。本WSでは『ユーリ!!! on ICE』、『ラブライブ!』、『Axis Powers ヘタリア』、『サムライチャンプルー』といった具体例をめぐり、日本のサブカルチャーの、diverseであるともない