利用されない状態になっている旧横浜市立大学医学部浦舟校舎(同市南区浦舟町2丁目)の解体工事が8月にも着手される見通しになった。老朽化が著しく、地元自治会などから防犯上の問題も含め早期解体・撤去の要望が出ていた。跡地には南区総合庁舎を整備する方針。 7640平方メートルの敷地に3棟ある校舎のうち1号校舎(総床面積1883平方メートル)と体育館(583平方メートル)のルーツは関東大震災後、1930年までに市内で31校が建設された「復興小学校」の一つ。市は「築80年を経過して老朽化が著しく、防犯上の観点からも早期に対策を講じる必要がある」とし、本年度予算に解体・撤去のための関連事業費約2億6600万円を計上している。 横浜市大医学部は1987年に金沢区内に移転。その後、同校舎は2001年4月に用途廃止になって以来、利用されないままになっている。解体後の跡地利用については、今年3月に、老朽化し