(2013年9月19日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) タクシー業界に大きな変化の波が押し寄せている〔AFPBB News〕 筆者が気に入っていたニューヨークのミニキャブ(ハイヤー)会社は、暗号を使って話した。 電話して住所を告げると、無線配車係が「5分」と言って電話を切る。これはタクシーが1分後ないし10分後に到着することを意味した。「7分」は20分を意味し、「10分」と言われたら、何が起きてもおかしくなく、何も起きない場合もあった。 今週、ロンドンのヒースロー空港まで車に乗ろうとした時、筆者はロンドン最大のミニキャブ会社アディソン・リーのコンピューターアカウントを利用した。同社のソフトウエアは、タクシーがいつ到着し、大体どのルートで空港に行くか教えてくれ、クレジットカードから料金を引き落とした。 きれいな「フォード・ギャラクシー」が早めに迎えに来て、空港までスムーズに送ってくれた。そ