福岡県久留米市で障害児福祉施設などを運営するNPO法人の理事長らが14歳の中学生の手足を縛って拘束し施設に監禁したなどとして逮捕された事件で、ほかにもおよそ10人の子どもが体を拘束される様子などが撮影された動画が押収されていることが分かり、警察は詳しく調べるとともに施設運営の実態の解明を進めることにしています。 久留米市で障害児福祉施設などを運営する福岡市のNPO法人「さるく」の理事長の坂上慎一容疑者(57)と、志免町にある小学校の教員の松原宏容疑者(37)は去年10月、当時14歳の男子中学生の自宅を訪問し、手足を縛って拘束して頭を複数回なぐるなどして施設に連れて行ったなどとして逮捕監禁などの疑いで逮捕され21日、検察庁に送られました。 捜査関係者によりますと、坂上理事長は容疑をおおむね認め、「子どもや保護者を救うためにやった」という趣旨の供述をしているということです。 警察によりますと、