終戦から81年の夏となる。大国による「力の支配」が続き、日本では非核の誓いが揺らぐ。「アメリカ人には一度は涙を流してほしい」。そう願って、被爆者50人以上を取材して、英語で証言集を出版した米国出身の大学教授。「核抑止は宗教の教義のようなもの」。元空軍司令官でありながら、核軍縮に身を投じたフランスの活動家。2人に未来へつなぐ平和への思いを聞いた。(共同通信=吉田梨乃、村越茜) ▽英語で証言集をまとめた静岡大教授のモーデカイ・シェフタルさん(64) 1987年に米ニューヨークから日本に来て、英語講師を始めた。多くの日本人に戦争の記憶が残っている時代だった。 「KAMIKAZE!」。2001年9月11日、米同時多発テロで旅客機2機がニューヨークの貿易センタービルに衝突した時、米国のテレビでアナウンサーがそう叫んだ。 海外メディアではテロによる攻撃を旧日本軍の神風特攻隊となぞらえる報道がある。日本

