統計的品質管理は品質管理の基礎知識 日本の品質管理は世界最高水準と言われてきたが、品質管理はハウトゥ化を経て、退化してきているように感じる。 その傾向が著しいのが、統計的品質管理ではないかと思う。 品質管理が取り扱う問題は、次の2つの視点があると考えている。 平均値の安定 バラツキを押さえる 1番目の平均値の安定は、加工するものの長さ、重さ等を所定の値に設定し、保証する方法である。 これは生産を行うにあたって、あまりにも当たり前のことと考えられていた故に、ほとんど品質管理で問題にされることはなかった。 例えば、薬局での薬の調合が良い例になると思う。 薬を1回分それぞれ図るのではなく、例えば16回分をまとめて図り、増量剤に近い薬と混ぜ合わせ、これを目分量で2等分、4等分、8等分、16等分と分け、最後は目分量で調整する。 一見、非科学的な方法と思われるが、成分の平均値は高い水準で合って