PLC や温調計といった FA の機器とコンピュータを接続するために使用される方法の 1 つに RS-232C があります。読者の皆さんも使われたことがあると思います。これまで RS-232C を扱うには、C や C++ を使用してきたのではないでしょうか。しかし、せっかく Java を FA の用途に使用するのであれば、このような機器との通信も Java で扱いたくなると思います。 Java でハードウェアを直接アクセスするには、JNI (Java Native Interface) を使用して C などで作成したネイティブコードをコールするようにします。JNI はさまざまな用途で使用することができ、便利なのですが、プログラミングは少し複雑になってしまいます。できれば JNI を使わないで、Java だけで RS-232C を使用したいと思いませんか。こんなときに役に立つのが、Java