近年、海外ビジネスにおいてよく耳にするようになったキーワード「越境EC」。Amazon.comなどに代表され、既に我々の日常生活に欠かせなくなった「EC(Eコマース=ネットショップ)」ですが、最近では国境を越えての電子商取引が盛んになっています。 実店舗を必要としない「EC」の特性上、この流れは必然といえます。そして、日本企業の海外ビジネスにおいても、大きなチャンスを生んでいます。しかし、一括りに「越境EC」と言っても、様々な形態があり、活用メリットや課題があります。 そこで、本記事では、注目の越境ECについて徹底解説、海外進出の手段としてのメリット・デメリットに迫ります。 さて、越境ECとは国外の顧客を対象としたネットショップと定義されます。ここでは日本企業の話に限定して進めていきます。大別すると独立型とECモール型に分かれます。 独立型とは、企業が自らECサイトを構築し、モノを販売して