若者世代の選挙意識の実態は?この記事の写真をすべて見る 戦後70年守られた「専守防衛」を「戦える国」に一変させる“戦争法案”こと安全保障関連法案がついに閣議決定された。安倍政権は次なる野望、憲法改正へ向かって走りだした。そのツールとされるのが、今国会で審議が予定されている18歳選挙権だ。しかし、若者世代の選挙意識は? その実態をジャーナリストの桐島瞬氏がリポートする。 * * * 今国会で選挙権年齢の引き下げが実現すれば、来夏の参院選から18歳以上に選挙権が与えられる。各政党は新有権者の囲い込みに本腰を入れようとしているが、肝心の若者の政治意識は高いとはいえない。 昨年12月の衆院選での20代の投票率は33%で年代別では最低。全体平均より20ポイント低いうえ、最も高い60代の半分以下だ。 筆者が大手私大に通う学生約30人に意識調査をしたところ、55%が18歳選挙権のことを知っていたが、