(CNN) 国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)がこのほど公開したしたタックスヘイブン(租税回避地)に関連する大量の内部文書は「パナマ文書」と呼ばれている。パナマ文書にまつわるこれまでの動きなどをまとめた。 ◇ パナマ文書とは ICIJと各国の報道機関が内部文書について調査を行ったが、それによって秘密のネットワークが明らかになったとされる。そのなかには、ロシアのプーチン大統領の側近が含まれているほか、国際サッカー連盟(FIFA)倫理委員会のメンバーと米国が汚職で起訴した人物との取引の記録も含まれていた。 なぜ、パナマ文書と呼ばれるのか 過去40年にわたる1100万件以上の文書はパナマの法律事務所「モサック・フォンセカ」と関係があるとみられている。ICIJによれば、同法律事務所は、世界各地の有力者が秘密のペーパーカンパニーやオフショア(非居住者向け)の金融口座を作るのを支援したという。