このウェブサイトはクッキーを利用し、アフィリエイト(Amazon)リンクを含んでいます。サイトの使用を続けることで、プライバシー・ポリシーに同意したとみなします。 私たち人間は、自分の性器が他者、とりわけ異性の他者に見られることに強い羞恥心を感じる。植物は、自分の性器である花を、それこそ「はなばなしく」誇示し、動物も、自分の性器の露出を恥ずかしいとも何とも思っていない。なぜ人間だけが恥ずかしそうに自分の性器を隠さなければならないのか。 ドメニコ・ザンピエーリ作『アダムとエバへの叱責[1]』。聖書によると、人類の祖先であるアダムとエバは、善悪の知識の木の実を食べたことで、目が開け、自分達が裸であることに気付き、それを恥じてイチジクの葉で腰を覆ったということになっている。この絵画で描かれているように、禁断の木の実を食べた理由を問われ、アダムはエバに唆されたと言い、エバは蛇に唆されたと弁明したが