他院で帝王切開の適応ありと診断された初産の骨盤位の妊婦を、経膣分娩にこだわって3日間もねばり、結局は他施設に搬送し出生児は死亡したという「幸せなお産」を行う吉村医院の事例を扱ったブログ記事(http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20070707#p1)について、「標準医療でも死産とか出産後死亡なんて普通にある」とのツイートがありました。 問題点は2つ。一つは「普通にある」の意味。「8人に1人は死産です。そういう意味で普通にある」とのことですが、統計の数字の読み間違いで実際には自然死産率が約80分の1であるのを8分の1と誤解しておられたようです。さらに言うなら、吉村医院の事例は死産ではなく新生児死亡であり、最近の統計では1200人に1人の割合です。1200人に1人でも「普通にある」と言えるのでしょうか? 続きを読む
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