先日、日本でもっともノーベル賞受賞者を輩出している大学である京都大学で講演をするという、大そうな機会がありました。しかも、ノーベル賞を受賞した山中伸弥さんの研究所と同じクラスターにある京都大学ゲノム医学センターからのご招待。何度もノーベル賞候補になり、いずれはノーベル賞を受賞すると言われている本庶佑さんが、元来はサイエンスジャーナリストを大学で育成するために作ったという医学部大学院の専門コースでの講演です。 大学院生向けの講義の予定でしたが、最近私が書いて話題になっている子宮頸がんワクチンの記事を中心に話してくれとの要望が強く、結局は著名な研究者や教授陣の混じるオーディエンスを前に「子宮頸がんワクチン騒動にみる 日本のサイエンスジャーナリズム」というタイトルで話をする羽目になりました。自分でつけておいて言うのもなんですが、我に返るとこれまた手に汗握る大げさなタイトルです。 たとえジャーナリ
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